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ScanSnap iX1600 Review

どうもhamikamiです。前回、裁断機 Durodex 200DXを使い、雑誌や参考書を裁断しました。今回は、ScanSnapを使い、裁断した雑誌や参考書を電子化していきたいと思います。

また、今回の検証については、原稿を読み取る速度や、電子化する雑誌や参考書の画質の比較、ファイルサイズの容量などを確かめていきたいと思います。

それではいきます!

商品紹介

今回購入したのは、PFUのScanSnap iX1600になります。フラグシップモデルということもあり、搭載枚数や読み取り速度など、あらゆる機能が向上された、最上級モデルとなります。

カラーは、黒と白の2種類になりまして、タッチパネルが付いている他、複数人で使用することもできます。雑誌や参考書だけではなく、レシートや名刺といった、小さな紙も電子化できるようです。

内容物

今回、購入したScanSnap iX1600の商品内容は、以下になります。

  • ウェエルカムガイド
  • ScanSnap iX1600 本体
  • 電源ケーブル
  • USBケーブル
  • 名刺・レシートガイド
  • その他、説明書など

ScanSnap iX1600 本体について

それでは、ScanSnap iX1600 本体を、見ていきましょう。

【本体の寸法】

  • 幅 29.2cm
  • 奥行16.1cm
  • 高さ15.2cm
  • 重さ 3.4kg

裏面には、USB Type-Bポートと電源ポートがあります。

排紙トレーは、写真のように前方へ引き出すことができます。約21cmと少し長いですが、A4サイズを扱える分には、
問題ないと思います。

使用方法

それでは、ScanSnapの使い方について説明します。

セットアップについて

まずは、電源ケーブルを、ScanSnapへ繋ぎます。ScanSnapの電源が入りますので、カバーを開き、タッチパネルの表示に従って、初期設定をしていきます。

初期設定が完了したら、使用しているPCに、ソフトウェアをインストールが完了したら、PCへ繋ぐだけで、ScanSnapが使えるようになります。

原稿を給紙カバーへセットする方法

それでは早速、裁断した雑誌や参考書(原稿)を使い、スキャンしてみましょう。まずは、原稿を30枚ずつに
小分けします。

小分けにした30枚の原稿を裏面にし、手前に向けつつ、向きを逆さにして、給紙カバーへセットします。給紙カバーへセットし終えたら、原稿を全て読み込んでもらうために、ScanSnapのタッチパネルで、簡単に設定します。

スキャンの設定方法

設定方法については、カラーモードを”自動”、読み取り面を”両面”、画質を”スーパーファイン”、フィードを”継続スキャン”にすれば、問題なくできると思います。

原稿をスキャン!

あとは、タッチパネル・真ん中の”Scan”ボタンをタッチし、スキャンが終えるのを待つだけです。スキャンが無事に終えたら、先程、小分けにした30枚の原稿を次の分としてセットします。

再び、タッチパネル・真ん中の”Scan”ボタンをタッチすれば、継続してスキャンを実行できます。これをひたすら繰り返していきます。

全ての原稿をスキャンできたら、ScanSnap Home のアプリにて、継続して原稿をスキャンするかどうか、確認する画面が表示されますので、“終了”を押します。

電子化された原稿データについて

すると、メイン画面のコンテンツリストビューで、先程、継続してスキャンした原稿を確認することができます。簡単ですね。

スキャン後にトラブル発生・・・

ここで注意です。ScanSnapを初めて使用してスキャンした際、原稿にローラーの跡が付いてしまったことがありました。こちらの本につきまして、商品リンクを貼っておきますので、宜しければご参考までにどうぞ。

※楽天市場では販売していないようです。

本番前に、要らない紙などを使って、試しに複数回、スキャンを実行し、要らない紙にローラーの跡が付いてないことを確認してから、行うことをオススメします。

機能紹介

では、ScanSnapの使い方を説明したところで、ScanSnapの機能について、軽く説明します。

OCR機能について

ScanSnapは、原稿をスキャンして、電子化すると同時に、原稿内の文字を検索することができる、OCRという機能が付いております。

OCRは、原稿スキャン時、そのままのスピードで、原稿を検索可能なPDFとして生成してくれます。

ただ、スキャンと同時に、OCRの生成を行うと、処理に時間がかかってしまいます。そのため、先に全ての原稿をスキャンし、スキャンした原稿データに異常がないことを確認できたら、行うことをオススメします。

プロファイルの設定について

また、先程説明した、タッチパネルでの設定方法についてですが、いくつか複数のプリセットが用意されており、それぞれ自分が行いたい用途に合わせて、編集して登録することができます。

また、デフォルト以外に用意されている種類が多くあります。クラウド送信や、他アプリと連携したりなど、それぞれ用途に合わせて、様々なツールを使うことができそうです。

比較検証

それでは、ScanSnapの検証に移りたいと思います。

はじめに・・・

今回、検証する内容としましては、原稿を読み取る速度、各画質の比較、ファイルサイズについて、行いたいと思います。

ただ、こちらの検証については、映像による画質と、実物による画質と、異なる可能性がございますので、予め、ご了承下さい。

原稿を読み取る速度について

まず初めに原稿を読み取る速度について、1冊の雑誌を裁断した原稿30枚を使い、以下の4種類で行いつつ、原稿が読み終えるまでの時間を計測します。

  • ノーマル(150dpi)
  • ファイン(200dpi)
  • スーパーファイン(300dpi)
  • エクセレント(600dpi)

ファイルサイズについてはこの後に検証しますが、デフォルトとして設定されていた“中”を基準に行います。4画面同時に、各画質を設定し、原稿を読み取るシーンを配置して検証します!

結果は、こんな感じになりました。ノーマルからスーパーファインまでは、原稿を読み取る速度について、あまり変わらないようですが、とても速くスキャンできましたね。

ただ、エクセレントについては、最高画質のためか、かなり時間がかかってしまいました。

各画質の比較について

次に、電子化する原稿の各画質について、検証します。

ひと目見たただけでは、画質の優劣差がわかりづらいと思いますので、読み込んだ原稿の一部分を拡大します。

01ノーマル

文字周りのノイズがかなり目立ち、ピクセルは粗く、画質は、あまり良くないです。

02ファイン

文字周りのノイズが少し目立ちますが、ピクセルは少し滑らかで、画質は、まあまあ良いです。

03スーパーファイン

文字周りのノイズが目立たず、ピクセルは滑らかで、画質は、かなり良いです。

04エクセレント

文字周りのノイズが全く目立ず、ピクセルはすごく滑らかで、画質は、すごく良いです。

iPhoneやiPadへ入れた場合

次に、読み込んだ原稿データをiPhoneやiPadに入れてみました。映像では、わかりにくいと思いますが、実際に肉眼で見たところ、各画質に大きな変化は認められないなぁと思いました。

単に、iPhoneやiPadにて、ページをめくるようにそのまま見るとなると、ノーマルでも全く問題ないと思います。

ただ、「細かい文字をはっきりと見たい!」「ノーマルだと気に入らない!」「もっとキレイな画質で見たい!」という方には、スーパーファインやエクセレントでも良いかもしれません。

ファイルサイズについて

最後に、ファイルサイズについて、検証します。

こちらに関しては、ScanSnapの詳細設定で、ファイルサイズを選択することができまして、圧縮率が5種類かつ、各画質ごとに対し、ファイルサイズを設定して電子化してみました。

  • 低い(ファイルサイズ:大)
  • やや低い
  • やや高い
  • 高い(ファイルサイズ:小)

結果は、ご覧の通りになります。ストレージの容量によって、保管する原稿データのファイルサイズと画質の目安が決まってくると思います。

また、ファイルサイズによって、どれくらい画質が違ってくるのか、検証してみました。

05エクセレント画質・圧縮率が低い場合

圧縮率が低いと、画質はすごく良いですが、データの容量は大きくなってしまいます。

06ノーマル画質・圧縮率が高い場合

逆に、圧縮率が高いと、画質はかなり悪くなってしまいますが、データの容量は小さくなります。

07画質ランキング

また、私自身が各画質とファイルサイズによって、原稿データの見やすさについて、ランキングを作成しました。

画質順位画質ファイルサイズ画質容量ベスト
1エクセレント低い696 MB
2エクセレントやや低い274 MB
3エクセレント219 MB
4スーパーファイン低い189 MB
5エクセレントやや高い172 MB
6エクセレント高い95 MB
7スーパーファインやや低い91.4 MB
8スーパーファイン67.7 MB
9ファイン低い85.9 MB
10スーパーファインやや高い49.9 MB
11ファインやや低い41.3 MB
12ノーマル低い43.3 MB
13ファイン31.5 MB
14スーパーファイン高い24.3 MB
15ファインやや高い23.0 MB
16ノーマルやや低い21.6 MB
17ノーマル×16.7 MB
18ノーマルやや高い×12.6 MB
19ファイン高い×11.7 MB
20ノーマル高い×7.04 MB

ランキングの基準については、ひと目見た時、または文字を拡大した時のノイズを基準に選定しております。

その中で、画質とファイルサイズの兼ね合いから、原稿データを保管するのに、一番最適だったのは、スーパーファインの中サイズ、スーパーファインのやや高いサイズでした。

ひと目見ても、拡大したりしても、ノイズによる劣化などは、全く気になることも無く、気楽に閲覧することができました。

また、容量もそこまで大きくなく、iPhoneやiPadと言った、持ち運べる端末に対し、ストレスを感じさせない程、容量が軽いというのが、一番のポイントだったかなと思いました。

ぜひ参考にして頂ければと思います!

まとめ

というわけで、いかがでしたでしょうか?
今回のレビューについて、以下にまとめました。

  • セットアップが簡単!
  • スキャン速度がとても速い!
  • 原稿にローラーの跡が付いてしまった。
  • エクセレントのスキャンには時間がかかる。

スキャンする画質とファイルサイズの基準は、スーパーファインの中サイズ、スーパーファインのやや高いサイズがオススメ!

開封してから、スキャンまでのセットアップを簡単に行うことができました。基本、ウェルカムガイドを見れば、ScanSnapのセットアップについては、問題なさそうな感じです。

原稿を読み取る速度については、思ったよりも速く、あっという間に終えることができました。ノーマル・ファイン・スーパーファインであれば、原稿30枚で約40秒のペースで読み取ってくれます。

ScanSnapを使用していて、残念だったことは、原稿にローラーの跡が付いてしまったことでしょうか。

万が一、読み取った原稿データに不備があった場合、スキャンし直すとなると、原稿にローラーの跡が付いたまま、
電子化されてしまいます。・・・悔しい上に納得できない感じですよね。

また、最高画質であるエクセレントだけは、読み取り速度が非常に遅かったです。原稿30枚で約2分50秒のペースで、
読み取るとなると、かなり時間がかかってしまいます。

そして、各画質とファイルサイズをスキャンし、色々と検証した結果、画質とファイルサイズの兼ね合いから、
スーパーファインの中サイズと、スーパーファインのやや高いサイズがオススメでした。

容量もそこまで大きくなく、iPhoneやiPadといった、持ち運べる端末でも気楽に閲覧することができました。

これで、Durodex 200DXを使った参考書や雑誌の裁断から、原稿を電子化できるScanSnapを使っての説明は以上になります。これで、部屋のスペースを余計に取っている参考書や雑誌をどんどん電子化していき、スペースを確保することができると思います!スッキリするまで、ひたすら参考書や雑誌を裁断し、原稿を電子化していこうと思います!

ちなみに今回、裁断して電子化した参考書や雑誌の商品リンクを貼っておきますので、宜しければご参考までにどうぞ!

Youtubeについてはこちら!

それでは!

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