HHKB Type-S ダブル キーボード Review
こんばんは。
今回は、ガジェット系商品の中で、最も注目されているHappy Hacking Keyboard Type-S・・・HHKBを紹介します。
えっ・・・すでにHHKBを持っているのに、なぜもう1個買ったの?そう思っている方がいると思われますが、これには訳があるのです。
実は今使っているHHKBですが、使い始めてから1年以上経ちまして、シフトキーが少し押しにくくなってしまったり、無線接続で使用する機器に対して、切替の反応が遅くなった、あるいは反応しないことが多々起きてしまいまして、実際に仕事で使う時にも支障が出て、大変な思いをしたことがあったので、予備のHHKBを購入した・・・ということです。
今回は、その訳あり解消のついでに、もう1つ購入したHHKBを使って、セパレート式HHKBをやってみたいなと思いました。HHKBを軽く紹介した後に、実際にセパレート式HHKBをやってみたいと思います。それではいきましょう!
商品紹介
外観は黒に近い墨色と、白に近いアイボリー色の文字で構成された外観となっておりました。持ち運べる程度に無駄を削ぎ落としたキー配列ということもあって、コンパクトなサイズとなっておりました。
まさかこの箱を、再び目にするとは思ってもおりませんでした。HHKBは、本来Youtubeを始めてからレビュー動画としてUPしたいなと思っておりましたが、すでにHHKBを使っていて、開封からのレビューができなかったので、今回このような形でHHKBを紹介できるという願いが叶ったので良かったです。
開封儀式
それでは商品を開封していきたいと思います。開け口は、テープで固定されておらず、簡単に手で開けられるようなので、このまま開けちゃいます!
開けてみると、HHKB本体は、きちんと丁寧に袋へ包まれておりました。更に箱自体が、多少の衝撃に耐えられるような作りになっていたので、一安心しました。コンパクトなサイズのキーボードということもあって、入っているものも少なくて、シンプルで本当に無駄がない商品と思います。さすがです。
内容物
商品内容は以下になります。
- HHKB(Happy Hacking Keyboard Type-S 墨)キーボード本体
- 単三電池 x 2
- マニュアル類
- 【重要なご案内】Mac OS でご使用のお客様へ
- Mac でキーボード設定アシスタントを設定する場合の注意事項
- 取扱説明書
- 安全上のご注意
Happy Hacking Keyboard Type-S 本体
それでは早速、HHKB 本体を見ていきましょう。外観は一見、黒色かと思われますが、ちょっと違います・・・。見て頂くとわかるのですが、HHKB周りにある液タブやデスクの天板は、ちゃんとした黒色に見えていると思います。しかし、HHKBは完全な黒色ではなく、墨色としてリリースされていることから、若干濃い灰色に近い色合いになります。
キーキャップに刻印されている文字については、正面と正面から見た側面に文字が記載されております。素材などは、あまり記載されていなかったのでわかりません。
ただ1つ言えることは、今使っているHHKBは、1年以上使っておりますが、キーの文字が消えたりはしていないので、かなり良い素材で使われていることがわかります。
このキーボードは、誰もが最大限に発揮できる特徴を全て備えております。1つ目は、無線による Bluetooth接続と、有線による USB Type-C接続 ができること。2つ目は、キーマップ変更機能、そして3つ目は、HHKB最大の特徴である 静電容量無接点方式 に高速タイピング性と静粛性を備えた究極のキー構造であるということになります。
こちらは電源スイッチになります。1秒以上長押しすると電源オン、2秒以上長押しすると電源オフになります。
電源オンにすると、正面のLEDインジケーターが青色に点滅し、電源オフにすると、橙色に点滅します。
HHKBの電力供給については、単三電池になります。個人的には、リチウム電池が良かったのですが、調べてみるとリチウム電池だと、キーボードよりも早く電池の寿命が訪れてしまい、HHKBとしての本質を邪魔する結果となってしまうため、単三電池にしたようです。
こちらは、USB Type-C コネクターになります。先程も言ったとおり、HHKBと使用する機器をUSB接続して使うことができたり、電池代わりとして給電して使うこともできます。また、キーマップ変更ツールを使って、HHKBのキー配置を、自分が好きなように設定するためにも使います。
裏面については、キーボードの角度を2段階に調整できるチルト機能、使用時にHHKBが滑らないよう、4隅に滑り止めが付いておりました。
4隅の滑り止めは、指で触った感じ、指が引っかかる感じがして、かなり滑りにくくなっております。使用時における安定性は、抜群かと思います。
真ん中にあるハッチみたいなものは、使用する機器に合わせて、設定モードを切り替えることができるDIPスイッチになります。1〜6個までのスイッチがあり、電源オフ状態でDIPスイッチを操作してから、電源オンにすると、そのとおりに変更される仕様になっております。
比較検証
一通り、HHKB本体の紹介が終わったところで、もう1台のHHKBと共に、チルト機能を使った傾き調整を見てみましょう。
HHKBのチルト機能(角度)について
左がチルト機能を2段階まで上げたHHKBで、右がチルト機能を使っていない状態のHHKBになります。
左がチルト機能を1段階のみ上げたHHKBで、右がチルト機能を使っていない状態のHHKBになります。
チルト機能を使って、1・2段階上げたHHKB、チルト機能を使っていない状態のHHKBを見て、いかがでしょうか。チルト機能の段階をちょっと変えただけで、配置されているキーの角度1つ1つが、かなり変わったと思います。チルト機能を使っただけで、キーの角度をここまで大きく変えられるのはさすがですね。とても使いやすいです。
HHKBのチルト機能(角度)を使ったタイピングについて
HHKBのレビュー動画を撮るならばと思いましたので、チルト機能を使って、実際に打ってみました!HHKBの打鍵感や打鍵音についても、自分自身でおさらいしたかったのでやってみましたが、1つ1つのキーを押した時に指が落ちるこの感覚・・・相変わらず気持ち良かったです!!メカニカルキーボードとは全く違う「スコッ」という音が何とも素晴らしい・・・最高に打ちやすいキーボードと思います。
チルト機能の有無については、あまりとくに感じませんでした。ただ思ったことは、キーを押す指の力の流れ方や動かし方などについてでしょうか・・・。チルト機能無しだと、奥にある数字関連のキーが少し打ちづらかったですね。チルト機能を2段階上げた状態であれば、キーへ指先が少し来るようになりましたので、入力はしやすかったなと思いました。ちなみに、普段から私はチルト機能を2段階上げた状態で使用しております。
HHKB吸振マットについて
ある程度の紹介が終わったところで、今回やりたいことの前に、新しく購入したHHKBへ吸振マットを付けたいと思います。吸振マットが無くても、問題なく使うことはできるのですが、HHKBを使い続けていくうちに、4隅の滑り止めが少しずつ弱くなってきて、ちょっと力を入れただけでも滑ってしまうこともあったので、今回試してみることにしました。
貼り付けなどについては、吸振マットを見てもらうと簡単そうですね。この裏面・・・3Mがいっぱい描かれているシートを剥がせば、HHKBへ普通に貼り付けられると思います。また、強力な粘着テープを製造していることで有名な3Mであることから、HHKBへ貼り付けても剥がれ落ちることもないと思います。
吸振マットを貼り付けることができました。貼り付けの結果については、実は失敗しまいまして修正はできましたが、この通り、吸振マットの切れ目が目立つようになってしまいました。
一度貼ったら最後・・・修正しようと引っ張って剥がすと、吸振マットが伸びてしまい、HHKBへピッタリ貼ることができませんでした。さすがは数々の強力な粘着テープを世に出してきた3Mですね(汗)
指で触った感じ、4隅の滑り止めと同様、指が引っかかるぐらい、かなり滑りにくいですね。これが裏面全体へ埋め尽くされた感じだと、かなり安定性は良くなったと思います。
この通り、吸振マットが伸びてしまって貼れなくなった一部をハサミで切り取って、別個で貼り付けるという結果になってしまいました。でも幸いなことにHHKBの裏面で見えることもなさそうなので、今回は良しとしましょう!
吸振マットを貼ったHHKBを、実際にずらそうと試みましたが、ビクともしませんでした。すばらしいです。これでHHKBをノートPCやトレーの上に置いて移動するときも、滑って落ちてしまう危険性もなく、安定して持ち運びができ、問題なく使うことができそうです!
使用方法
チルト機能・打鍵感、打鍵音検証・吸振マットの貼り付けが終わったところで、いよいよセパレート式HHKBをやってみたいと思います!
HHKBを初めて使ってみて、打鍵感と打鍵音、無線接続やキーマップ変更ができるという点に感動して、使い続けておりましたが、ある程度HHKBに慣れてきた頃、こう思いました。
HHKBを半分に割って使えるようなことできないかぁ・・・と。
実際に半分に割って使うわけにもいかなかったので、HHKBが2個あったらどうだろうかという思いがありました。そして、奇跡的にもう1個買わなければならない理由が出来たので、これを機にですね、実際にやってみたいと思います。
HHKBの使い方を含め、説明します。使いたい機器に対して、新しいHHKBは有線接続、古いHHKBは無線接続して行います。
有線接続については、HHKB側は USB Type-C コネクターとなりますので、USB Type-C ケーブルを使って、使用する機器へ接続します。
USB Type-C ケーブルを、HHKBの USB Type-C コネクターへ接続できたら、HHKBを使用する機器へ USB接続 をします。
※今回、私が使用する機器は、Macbook Pro になります。
今回、使用する機器 MacBook Pro へ接続し、古いHHKBの電源を入れて、普段から設定しているBluetooth接続のチャンネルによる、無線接続ができたら準備完了です。Bluetooth接続によるペアリング方法などについては、今回、割愛させて頂きますのでご了承ください。
セパレート式HHKBをやってみましたが、1台のHHKBを使うよりも、2台のHHKBを使ってタイピングできたことは、すごく楽しかったですね!感動しました。何より、¥35,200(税込) する最高級のキーボードを2台使うことできたのが、すごく嬉しかったですね。願いが叶った!!というような感じで興奮してしまいました。
実際にタイピングしてみての感想ですが、実は私、セパレート式のキーボードを試すのが、今回初めてでして、正直いうとかなり苦手意識が強かったですね。打ち間違いや指の配置に慣れていないことが多々目立ちました。とくに装飾キーを使った入力・・・シフトキーや、Deleteキー、ファンクションキーなどの入力には、かなり苦戦しました。セパレート式のキーボード入力に慣れている人は、問題ないかもしれませんが、普通のキーボードとして使用している私にとっては、ちょっと使いづらいなと思いました。
ただ、セパレート式のキーボードをやってみた結果、姿勢はかなり楽になりました。肩から手首までの角度がまっすぐになり、肩周りや手首の負担もすごく減ったので、とても楽な状態で打ち続けることが続きました。
そして、セパレート式のキーボードのみならず、一番の問題は装飾キーを使った入力でしょうか。とくに、ローマ字入力の最中に発生する英数字や半角全角入力で使用するシフトキーなどに関しては、かなり大変かと思います。片方のHHKBでシフトキーを押しながら、もう片方のHHKBで対象のキーを入力することはできませんでした。コピー&ペーストのようなショートカット類も同じく、入力することができませんでした。こればかりは仕方が無いのかなと思いました。
まとめ
というわけでいかがでしたでしょうか。今回のレビューについて、次にまとめました。
- 安定の打鍵感と打鍵音!
- 吸振マットで更に安定性抜群!
- セパレート式HHKBはある程度入力可能!
- 値段が高すぎる
- 吸振マットの貼り付けは一度きり
- セパレート式HHKBの入力はHHKB以上に慣れにくい
今回、なぜ新しいHHKBを購入したかと言いますと、冒頭でも言ったとおり、今使っているHHKBのシフトキーが少し押しにくくなったこと、無線接続で使用する機器の切替反応が遅くなってしまい、実際に仕事で使う時にも支障が出てしまったので、予備のHHKBとして新しく購入した・・・ということになります。
HHKBを改めてレビューしてみましたが、やっぱり最高でしたね!打鍵感・打鍵音共に気持ち良いですし、キーボードなのに幅広くなくて、小さくてコンパクトなので、持ち運びにも苦労しません。素晴らしい。
そして、吸振マットを初めて付けてみましたが、更に滑りにくくなり安定性が良くなりました。移動時において滑って落としてしまう危険性も、なくなったかなと思います。
セパレート式のHHKBについては、肩から手首の角度がまっすぐになるので、肩周りの負担もかからずに、キーを打ち続けることができました。ダブルHHKBという願いを叶えることができたという点もあって、非常に満足しております。
しかし、セパレート式のキーボードに慣れていないせいか、キーを打つのがとても大変でした。HHKBの扱いに慣れたとはいえ、セパレート式HHKBに慣れるのも、かなり苦労するだろうなと思いました。とくに厄介なのは装飾キーを使った入力・・・シフトキーや、deleteキー入力、ファンクションキー入力でしょうか。片方のHHKBでシフトキーを押しながら、もう片方のHHKBで入力することはできませんので、何気ないところの入力でストレスが溜まりそうかなと思いました。
新しいHHKB、吸振マット、セパレート式HHKBなどのレビューをやっと終えることができましたね・・・。これで古いHHKBを修理に出すことができそうです。保証期間は購入してから1年以内ということなので、どのようになるかはわかりません。もしかしたら戻ってこない可能性も・・・しばらくは、この新しいHHKBを使っていこうと思います。
Youtubeについてはこちら!
それでは!