Bialetti MOKA EXPRESS 3cup Review
こんにちは。
今回は直火でエスプレッソを抽出できる Bialetti MOKA EXPRESS 3cup を購入しました。
Bialettiは、イタリアの小さな町で生まれてから100年に渡り、家庭で欠かせない調理器具として作り続けてきたブランドです。コーヒーメーカーからフライパンまで、いくつもの斬新な商品で人々の生活を豊かにし、キッチンに立つ楽しさを与えております。
Bialettiの象徴とも言える”髭おじさん”は、1950年代にポール・カンパーニによって、ビアレッティの創業者であるアルフォンソ・ビアレッティをモチーフにデザインされたようです。
今回は開封からエスプレッソコーヒーの作り方まで、全部レビューしていきます!
開封儀式
イタリア発祥ということもあり、箱に記載してある言語はだいたい英語とイタリア語です。イタリアの象徴である赤・白・緑、スポーツにおけるチームカラーの青をベースとしたデザインになっております。
開け口に関しては、ビニールテープのようなものは貼られていなかったので、手で簡単に開けることができました。
内容物
商品内容は以下です。
- 取扱い説明書
- MOKA EXPRESS 3cup用
- ご使用方法(万国共通)
箱自体、イタリア語で統一されていた海外製品とはいえ、日本語用の取扱い説明書がきちんと用意されているのことに関心しました。
ご使用方法(万国共通)は、包装紙に包まれたMOKA EXPRESSと一緒に入っておりました。おまけに、英語・中国語・韓国語・フランス語などが入っている万国共通用の説明書で日本語もありましたが、長音がカギカッコ「」になっていたりと誤表記が多いもので、あまり参考にはなりませんでした。
先程のご使用方法(万国共通)とは違い、初心者でも簡単に扱うことができる取扱い説明書です。表面は、エスプレッソコーヒーを使ったデザートの作り方も記載されており、更に甘味料理の食欲をそそられます。
裏面は、細かい使用方法や注意書きが記載してありました。ご使用方法(万国共通)とは違い、ちゃんとわかりやすい日本語で記載されており、安心して読むことができました。この後、「エスプレッソコーヒーの作り方」に則って、実際にエスプレッソコーヒーを作ってみたいと思います。
MOKA EXPRESSについて
お待たせしました。メインの商品、MOKA EXPRESSを紹介します。箱から取り出した時は、包装紙に包まれた状態でした。MOKA EXPRESSの形状や質感からは、100年に渡るレトロ感を感じます。
MOKA EXPRESSを分解してみました。エスプレッソコーヒーを作るのに欠かせない各パーツを左上から右下の順に紹介していきます。
- タンク上部
- タンク
- バスケット
- パッキン
- フィルタープレート
第1印象としての感想は、パーツの種類も少なく、面倒ではなさそうなので良かったです。お手入れも割と簡単そうで、使い続けるモチベーションもキープし続けられそうです。
MOKA EXPRESSのタンクはアルミニウム合金でできております。パッキンについてはシリコーンゴムで、それ以外はアルミニウム合金、タンク上部についているハンドルやツマミは、ナイロン樹脂でした。
お手入れ方法については、洗剤を使ってのお手入れは禁止とのことで、全部水洗いだけで済むとのことなので、安心しました。
エスプレッソコーヒーの作り方
それでは早速、エスプレッソコーヒーを作っていこうと思います。必要な材料は以下になります。
- ガスバーナープレート
- 深煎り細挽きのコーヒー
- MOKA EXPRESS
MOKA EXPRESSを初めて使っての調理の場合、アルミの匂いがコーヒーに染み付き、美味しく味わえないことがあるので、コーヒーを作ってそのまま捨てて工程を少なくとも3回行うようにしましょう。
コーヒー粉は、深煎り細挽きのコーヒーであれば、だいたいうまくできるらしいですが、多くの種類の中からコーヒー粉を厳選することは難しかったので、Bialettiが推奨するコーヒー粉を使って行うことにしました。ちなみにこの商品は、コーヒーの品質を維持するためか、缶詰のような形式で保存されておりました。
開けて見ると、空気が抜けるような大きな音と共に、細挽きされたコーヒー粉が現れました。エスプレッソマシンで使うコーヒー粉もこれぐらい粒子が細かいコーヒーだとイメージしていたので、見た目からみて安心して使えそうです。
コーヒー粉の準備ができたら、まずMOKA EXPRESSのタンク上部を回して外します。
タンク上部を回して外したら、タンクに付いているフィルターバスケットを外します。
タンクに付いている安全弁(ポッチみたいなもの)の下まで水を入れます。
タンクに水を入れ終わったら、フィルターバスケットをタンクに戻します。
フィルターバスケットに、コーヒー粉を押さえつけないように、すりきり一杯分を入れます。コーヒー粉を入れ終わったら、タンク・フィルターバスケット周りについたコーヒーの粉をよく落しましょう。
タンクのネジ部分やふちにコーヒーの粉が付いていると、お湯や蒸気が漏れる可能性がありますので注意してください。
コーヒー粉を落として綺麗にできたら、タンク上部とタンクをセットします。タンク上部とタンクはできるだけ強く締めるようにして下さい。締め方が不十分の場合、タンク上部とタンクの接合部より、お湯や蒸気が漏れる可能性がありますので注意してください。
ここで、ガスバーナープレートの登場です。
MOKA EXPRESSをコンロに置いて火をかけますが、MOKA EXPRESSの底が小さく、コンロと合わないため、こういったガスバーナープレートを用意することをオススメします。ちなみにガスバーナープレートの種類は何でもいいです。
私が購入したガスバーナープレートはこちらになります!
ガスバーナープレートを下に敷いて、MOKA EXPRESSを置いた状態です。タンクに付いているハンドルは、アルミニウム合金ではなく、ナイロン樹脂なので火に強くはありません。
わかりづらいですが、MOKA EXPRESSを真ん中に置いた状態から、少しハンドルが遠くなる位置に置いたほうが良いでしょう。
準備ができたら、火にかけます。約4分程でコーヒーが抽出されますが。ガスコンロをご使用の場合は、底から炎がはみ出さない程度の中火以下で加熱するようにしましょう。
加熱してから約4分後、コーヒーが抽出する時、最初は濃い色のコーヒーが出てきます。その後に泡混じった薄い色のコーヒーがボコボコと出てきますが、ボコボコという音が鳴り止んだら、すぐに火を止めて完成です。
上図では、撮影や確認のためにタンク上部の蓋を開けておりますが、本来であれば閉じておいた方が良いです。泡混じった薄い色のコーヒーがボコボコと出て来る際、泡飛沫がコンロ周りに飛び散り、火傷する可能性が高いので注意してください。
抽出後のエスプレッソコーヒー
成功すると、こんな感じでタンク上部へエスプレッソコーヒーが溜まります。エスプレッソコーヒーを注ぐ際、タンク上部のハンドルを握ると思いますが、MOKA EXPRESS本体はとても熱いので、火傷に注意してください。
エスプレッソコーヒーは、当然濃縮されたコーヒーなので、小さいカップへ入れます。実際に慣らし作業で3回作り、4回目で試飲してみた結果、カフェにあるエスプレッソマシンを使った味とは程遠いですが、ほんのりエスプレッソマシンに近い味わいと匂いを感じることができました。
コーヒーの味については、苦味や酸味、甘味などの幅が広く、人それぞれ好みがあるのでどれくらいの割合がベストかは何とも言えませんが、雰囲気や美味しさを味わうことは十分できました。上級者であれば納得はいかないと思いますが、初心者であれば文句なしかと思います。
ただ私は、エスプレッソマシンのような圧力の高いエスプレッソが好きなので、個人的にはエスプレッソの味は薄いかなと思います。エスプレッソマシンのような濃いエスプレッソを味わいたいなら、お金を掛けてエスプレッソマシンを買うべきでしょう。
ちなみに、後片付けについては、MOKA EXPRESSが十分冷めてから行うようにしましょう。エスプレッソコーヒー抽出後の手入れは、火傷につながりますので注意してください。
抽出にしようしたコーヒー粉は、そのまま台所には捨てずに、庭や土に還すか、生ゴミとして処理するようにしたほうが良さそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。エスプレッソマシンと比べて少し味は薄いですが、お手頃で安くエスプレッソコーヒーを作ることができました。
使うコーヒーの挽き豆、手順を間違えることなく丁寧に行えば綺麗にエスプレッソコーヒーを抽出することができますし、後片付けも水洗いのみで簡単に済ませることができました。
初心者でも簡単にできるエスプレッソコーヒー、皆さんもいかがでしょうか。次回は・・・同じBIALETTIのミルクフローサーを使って、ラテアートを作ってみたいと思います!
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それでは!